【カバヤ食品】

昭和21(1946)年のクリスマスイブが設立日。戦前から戦後にかけて菓子メーカーのあいだでは子どもに強くアピールするために「らくだ」や「うさぎ」、「ハチ」などをマークに使用することが流行した。そこで社名・社章に選んだのが「カバ」。終戦から間もない時期に設立されたことから、身体は大きくても「おとなしく、平和を愛する」イメージのカバを採用したのが社名の由来。口を大きく開いた愛嬌たっぷりのカバが描かれた赤箱の「カバヤキャラメル」を発売すると爆発的な人気となった。「カバヤ児童文庫」が「おまけ」として登場したのは昭和27(1952)年ごろのこと。