病院でのカード払い

分割時の利息は医療費控除対象外


 最近は、ほとんどの病院で診察料や入院費のクレジットカード払いが可能となっている。カードであれば一度に支払う金額が大きいときは分割払いにすることもでき、さらにマイレージが貯まり、そのほかにもさまざまなポイント制度もあって、単に現金で支払うよりもおトクなことがある。

 

 2〜3回程度の分割払いであれば、金利・手数料がかからないカードもあるが、それ以上の分割払いになればローン扱いとなり、利息が発生する。

 

 当然、医療費が高額ならば利息も大きくなる。そこで気になるのは、カードの利息を税務上の「医療費」に含めることができるのかどうかだが、当局によると「医療費控除における医療費に利息分は含まれない」とのことだ。医療費控除は、医師などの診療や治療に支払うものであって、カードの利息は対象外というわけだ。(2017/10/17)