海外旅行で買い物をした際に受け取るレシートには、商品金額の他に「ＶＡＴ〇％」（付加価値税〇％）と書かれているのを見たことがある人もいるだろう。

　日本に持ち帰るために購入したお土産などはＶＡＴの還付対象となる。滞在中に現地で使用・消費した商品は対象外だ。

　還付を受けるためには、「輸出」とみなされないように手続きが必要となる。まず、買った商品を現地で使わないという証明として、その国の税関が認める「封印」をしなければならない。そして、現地の国や機関が定める通称「リファンド・チェック」（免税書類）と呼ばれる書類を発行してもらう必要がある。

　ただし、食器や家具、絵画などを日本へ直送してもらう際には、購入店が免税手続きを代行してくれることがある。特に値の張る買い物は、購入店への確認を忘れないようにしたい。(2020/03/27)