ふるさと納税の特例申請

忘れていたら確定申告が必要


 実質負担2000円で各地の様々な特産品を手に入れることができる「ふるさと納税」を、年末に駆け込みで利用した人も多いのではないだろうか。

 

 2015年4月から始まったワンストップ特例制度では給与所得者など、もともと確定申告を必要としない人については、申請することで税優遇を受けるための確定申告が不要となった。特例を利用するためには、寄付をしたときに自治体から送られてくる「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」を郵送する必要がある。

 

 特例の申請は毎年1月上旬が締切となる。いまこの記事を読んで「忘れていた」と叫んでいるようでは、少し遅いかもしれない。しかし、特例の申請を忘れたからといって、税優遇そのものが無効になるわけではない。確定申告をすれば住民税や所得税での優遇を受けられる。

 

 確定申告する際は、申告書の「寄附金控除」の欄に、寄附した金額、寄付先の所在地、寄付先の名称などを入力して提出する。自治体から送られてきた領収書である「寄附金受領証明書」を必ず添付することを忘れないように。(2018/02/20)