【近江兄弟社】

明治43(1910)年創業、大正9(1920)年設立の老舗医薬品メーカー。滋賀県近江八幡市に本社を置き、外皮用薬「メンターム」を主力商品とする。創業者は米国人建築家でキリスト教徒伝道者のウィリアム・メレル・ヴォーリズ。クリスチャン精神に基づき「事業を通じての社会奉仕」を経営方針に掲げる。社名は「人類皆兄弟」という聖書の教えに由来するもので「近江出身の兄弟が設立した会社」という意味ではない。昭和49(1974)年まで同社の主力商品だった「メンソレータム」は現在、ロート製薬が製造・販売している。