【八十二銀行】

長野県を地盤とする地銀上位行。松代市に本店を置く「第六十三国立銀行」として創業したが、松代大火などにより経営が悪化。上田市の「十九銀行」と合併した際に、「63」と「19」の合計値である「82」に行名変更したのが社名の由来。ちなみに当時の「国立銀行」は「国営」という意味ではなく、「国」の法によって「立」てられた銀行という意味で、歴とした民間企業だった。当時開設された国立銀行は153行。このうちいまも現存し行名にナンバーを残すのは82のほか4(新潟)、16(岐阜)、18(長崎)、77(宮城)、105(三重)、114(香川)。三重県松阪市の「第三銀行」は旧国立銀行を前身としない第二地銀。