確定申告するのを忘れていた

早めの対応で負担増回避


 所得税の確定申告を失念してしまい、期限後に申告すると、利息に相当する「延滞税」が課税される。延滞税は日を追うごとに加算されてしまうため、失念に気付いた時点で早めに対応することが肝要だ。

 

 さらに、税務署から申告していないことを指摘された後に行うと、本来の税額に加えて無申告加算税や過少申告加算税が追徴されることになる。

 

 確定申告の期限後に申告したときの無申告加算税の税率は、納付すべき税額が50万円以内なら15%、50万円を超える部分は20%となっている。なお、税務署の調査を受ける前に自主的に期限後申告をしていれば、この無申告加算税が5%に軽減される。(2016/09/29)