海外挙式の渡航費

過度な接待は贈与扱いに


 海外での結婚式に招かれた出席者は、時間的にも金銭的にも負担が大きくなる。そのため海外での挙式では、式を挙げる側が出席者の渡航費や滞在費を負担するのが一般的だ。

 

 また、出席者が式の前後に観光することもあるが、そうした観光費用も招待者側が負担することがある。だが、招待者への「おもてなし費」が高額になりすぎると、税務当局から「贈与」に当たるのではないかとにらまれるので注意したい。

 

 これは国内での挙式でも同様で、過度な接待は贈与とみなされるおそれがある。いらぬ疑問を持たれないためには社会通念に照らし合わせ、常識の範囲内の「おもてなし」にとどめておいたほうがいいかもしれない。(2017/09/30)