喫煙室の設置に助成金

半額を助成、最大200万円


 喫煙室や屋外喫煙所など受動喫煙防止のための設備を作った中小企業には、設置にかかった費用の2分の1(上限200万円)が国から助成される。

 

 事業所単位で交付される助成金であることから、各支店や工場ごとに申請できる。一事業場につき1回しか申請できないので、同じ事業場で複数の場所に措置を講じるときは、必ず1件の申請としてまとめて申請書を提出するようにしたい。

 

 なお、厚生労働省によると、「国の助成金を使えば無料で喫煙室を作れる」といううたい文句で喫煙室の設置を勧める業者がいるという。あくまでも工事費の半額が補助される制度であり、設置費用全額が補助されるものではないと同省は注意を呼び掛けている。(2016/12/08)