医療費が高額で一度に支払えないときは、クレジットカードの分割払いを利用することがある。

　カードで分割払いにすると利子が発生する。支払った人からすれば医療を受けるために必要な出費だが、税務上は医療費には含まれない。

　医療費は、医師の診療や治療に対して直接的に支払った費用にのみ認められるもの。医療費控除の対象額を計算する際には、ローンに伴う利息は対象外だ。

　なお、還付申告は過去５年間まで遡れるため、平成23年以降に支払った医療費で控除対象となるものがあれば、今年中であれば還付申告できる。（2016/07/02）