マンションの地震保険

共有部分は管理組合で加入


 地震保険は火災保険に付帯して加入するもので、分譲マンションでは、専有部分は住民が個々に加入し、エレベーターや付属設備などの共有部分については管理組合で加入する。

 

 損害率3%以上20%未満の「一部損」の支払額は契約金額の5%、20%以上50%未満の「半損」は50%、50%以上の「全損」で100%となっている。

 

 地震保険は、支払った保険料のうち一定金額の所得控除を受けることができる。年間の支払保険料の合計が5万円以下なら支払った全額を、5万円超の場合は一律5万円を所得から控除できる。

 

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県の地震保険加入率は全国2位だったが、それでも32・7%にとどまり、多くの人が補修をあきらめざるを得なかった。いざというときのための地震保険を考えておきたい。(2020/01/20)