まだまだ上がるタバコの税金

電子タバコも紙巻並みに


 2018年度税制改正でたばこ税が増税されたことを受け、10月1日にたばこが値上げされた。たばこ税は上がる一方で、例えばメビウスは発売された1977年(当時はマイルドセブン)は150円だったが今や480円、3倍以上の価格となり愛煙家の負担は増すばかりだ。

 

 今回の値上げでは、紙巻きだけでなくアイコスなどの電子たばこも値上げされた。「加熱式」と呼ばれる電子たばこは、これまで重量などを基に税額を計算され、紙巻きに比べて税負担が軽くなっていた。18年度税制改正では、重量に加えて小売定価も税額算定の要素に加えて加熱式の税額を紙巻きに近づける見直しが行われている。

 

 10月の値上げではメビウスで1箱40円、そのほかも銘柄によっては100円という小さくない価格改定が行われたが、たばこは紙巻き、加熱式ともに今後も段階的な値上げが予定されている。紙巻き式は20年と21年の2段階、加熱式は19年から22年まで4段階で増税され、1箱当たり200〜250円程度値上げされる見通しだ。(2018/11/19)