国内最大手の水産企業グループ。食品業界8位。平成19(2007)年、水産業界トップの「マルハ」と3位の「ニチロ」が経営統合して発足。「マルハ」の社名は創始者である中部幾次郎の家号が「林屋」だったため、ひらがなの「は」を丸で囲んだ商標を用いたことに由来する。「ニチロ」は旧社名の日魯漁業に由来。北洋漁場での操業を目的に設立されたため、当時のロシアの漢字表記「魯西亜」から頭文字をとった。「露」としなかったのは「儚いツユ」に通じて縁起が悪いとされたため。また「日魯」を縦書きにすると2つの「日」が「魚」を挟むかたちになるため大漁祈願の意味も込められたという。