僧侶出身の創業者・三島海雲がモンゴルで体調を崩した際、酸乳を飲み続けたことで回復。大陸で出会った酸乳、乳酸菌を日本に広めるため、大正5(1916)年「醍醐味合資会社」として創業。翌年「ラクトー株式会社」を設立。大正8(1919)年には世界で初めて乳酸菌飲料の大量生産に成功し「カルピス」と命名。カルシウムとサンスクリット語のサルピス(仏教で五味と呼ばれる5つの味のうち「熟酥」を指す)の合成造語で、音楽家の山田耕筰がいくつかの候補の中から最も響きが良いとして選んだ。大正12(1923)年、カルピス製造に商号変更。昭和23(1948)年にはカルピス食品工業となり、平成9(1997)年から現社名。