日曜日に相続発生

上場株評価の「終値」は?


 相続税額を計算するうえで、相続した上場株式の財産評価は時価で行う。被相続人の死亡日の最終価格(終値)と、死亡した月、前月、前々月それぞれの月の終値平均額のうち、最も低い価格を時価として評価する。

 

 株式は基本的に平日の9時〜11時半と12時半〜15時に売買され、15時の終了時点の価格が終値だ。相続開始日に証券取引所が休みで取り引きがないとき、つまりその日に終値がないときは、その相続開始日に最も近い日の終値を使う。

 

 被相続人が死亡したのが土曜なら前日の金曜、日曜なら翌日の月曜の終値を採用するというわけだ。ハッピーマンデーで月曜も休みで、日曜が相続開始日なら、金曜と火曜が両方とも直近の取引日(終値がある日)となり、両日の平均値を採用する。(2017/04/07)