いろいろ変わったクルマのコスト

自賠責は値下げ、燃料課税が追加


 4月以降、自動車関連の税金やコストがいろいろと変更されている。まず、自賠責保険が値下げされた。値下げが決定した背景には、自動車メーカーが開発に取り組んでいる「安全技術能力の向上」があるという。交通事故が減少すれば、保険を使う割合も減るわけだ。

 

 4月以降に2年契約を結んだ自賠責保険料は、普通車が2万5830円(2100円値下げ)、軽自動車が2万5730円(1300円値下げ)となっている。

 

 エコカー減税は、17年3月で終了する予定だったが、4月以降も2年延期されることになった。エコカー減税に伴って、自動車の購入にかかる自動車取得税は、消費税が10%となる19年10月以降は完全に廃止予定となる。

 

 しかし、自動車にかかる税金は安くはならない。4月から、燃料課税が追加されるからだ。定められている燃費基準をクリアしていない車種の課税割合が増えることが大きな特徴。今後も燃料性能が悪いクルマに対する課税割合が増えることが予想される。(2017/06/14)